エストニアには最大6ヶ月まで滞在できるLong-stay (D) visaというビザがあります。私と妻はノービザでエストニアに入国しており来年1月13日(厳密にいうと私は日本へ一時帰国しているため1月19日)がタイムリミットのため、それまでにこのLong-stay (D) visaを取得する必要があります。
誰でも申請できる訳ではなく「エストニアに勉強、労働、家族の事情でエストニアに長期滞在する人」が対象で私はエストニアに有限会社を持っているため、「労働」でこのビザを申請することになります。
前回、記事にも書きましたが、私は移住する前にこのようなビザがあることを知らず、会社設立後に滞在許可の申請をしようと考えておりました。しかし「4ヶ月以上の活動」が条件の1つあり申請できませんでした。そのためエストニアでの移住&起業は以下の手順となります。
①ノービザ(90日)で入国
②Long-stay (D) visaの申請&取得
③滞在許可の申請&取得
ちなみに滞在許可はエストニアの警察署で申し込めるのですが、Long-stay (D) visaはエストニア大使館でしか申し込めません。エストニアには当たり前ですがエストニア大使館はないため、フィンランドかラトビアまで行ってLong-stay (D) visaを申請することになります。またビザは即日発行ではないため申請、受取の計2回も隣国へ行かなければならず書類不備があれば3回の可能性もあります。面倒臭いっちゃ面倒臭いですが中々面白いです。最初はフィンランドのヘルシンキにあるエストニア大使館に行こうと思っていましたが、バスで4時間でいけるラトビアのほうが楽そうなので、ラトビアの首都リガにあるエストニア大使館でビザを申請しようと思っています。
Long-stay (D) visaの申請には滞在許可の申請よりは楽ですが、揃えなければならない書類または条件がいくつかあります。
①パスポート
②申請用紙
③写真1枚
④シェンゲン領域国をカバーしており少なくとも30,000€を保障してくれる保険に加入
※保険の期間は滞在が終わる期間まで必要
⑤エストニアに長期滞在する理由を証明する書類
⑥Long-stay (D) visaが切れる前にシェンゲン領域国から出国するチケット
⑦残高証明書(滞在日数×71€以上の金額)
⑧手数料80€
滞在許可の場合、会社のビジネスプランなども提出が必要なため、Long-stay (D) visaはこれでも楽チンなほうです。問題だなと思っているのは④です。Long-stay (D) visaの公式ページを確認しても「少なくとも30,000€以上を保障」としか書いておらず、具体的にどんな保険に入ってよいかさっぱり分かりません。しかも30,000€というと約400万円となるため、健康保険でここまで保障してくれるとなると、かなり良いプランの保険に入らないといけません。
エストニアの保険会社に「Long-stay (D) visaに適用できる保険の料金教えてよ!」とメールで問い合わせても「MAX 5,000€のしかない」と正解が見えない回答しか貰えず、リガのエストニア大使館に確認しても「保険会社がOKと言ってるなら、それで良いんじゃない」となんとも歯切れの悪い回答しか貰えていません。おそらくこれは私の英語力が欠けていることも問題です。これは更に保険会社、エストニア大使館に確認していくことにします。
⑤は会社を登記したときに貰った書類、⑥は滞在許可を申請することを説明すれば不要だろうと考えていますが、エストニア大使館にこれも確認します。
まとめ
確認しなければならないことはありますが、このLong-stay (D) visaはおそらくゲットできるだとうと考えています。できればビザ取得後にLong-stay (D) visaの記事を書いたほうが良かったかもしれないのですが、できればこのブログを読んでくれている方々に、できるだけリアルタイムな情報を伝えたいと思って書きました。
是非、ビザが取れるように祈って下さい(笑)。異国への海外移住は情報がないだけにいつも、はらはらドキドキですが楽しいです!