2015年4月1日よりエストニア大使館でe-Residencyの申請が開始しました。
「e-Residencyって何?」って人は過去に記事にしていますのでチェックして下さい。このe-Residencyカードですが、エストニアの警察署で2014年12月から申込みができ、2015年4月1日から世界にあるエストニア大使館でも申込み&発行が可能予定としていましたが、本当に予告通り開始となりました。このスピード感はさすがです。
安部首相も申請したe-Residency
エストニアの大手メディアであるerr.eeによれば、なんと安部首相も既にe-Residencyを申請し、エストニアの電子居住者となっているとのことです。
安部首相のe-Residencyは、東京にある駐日エストニア共和国大使館で申請したと思われますが、これは本当に良いニュースです。もっとエストニアの電子居住者が増えれば面白いです。
e-Residencyがあればできること
私はエストニアに住んでいますが、滞在許可は貰えていないため非住居人扱いです。そのため私もe-Residencyのカードは警察で申込み既に持っています。
会社設立&口座開設ができる?
このe-Residencyカードがあれば、エストニアの電子居住者となり、「会社設立や銀行口座開設ができる」と一部メディアでは報道されています。会社設立は本当にできるのですが、銀行の口座開設はインターネットバンキング利用時の認証カードとしては使えますが、口座開設はできないはずです。必ず自分の足でエストニアの銀行へ赴くか、代行業者に依頼するしか方法がなく、口座開設ができなければ会社運営もできないため、e-Residencyには課題が残っています。
estonia.eeのメールアドレスが貰える!
e-Residencyカードを発行すれば、もれなくエストニアのメールアドレスが貰えます。私の場合、masashi.onoda@estonia.ee というメールアドレスがe-Residencyカード発行時に与えられました。
estonia.eeってかなりオシャレなメールアドレスだと思いませんか?
東京のエストニア大使館でe-Residencyを申し込もう!
東京の明治神宮にはエストニア大使館があり、特にアナウンスはされていませんが、e-Residencyの申込みを受け付けています。
e-residencyについて東京のエストニア大使館に問い合わせたところ、一等書記官から返事があった。いろいろと事情があるらしく、アポ取ってから来館してほしいとのことだった。申請手数料は、80ユーロ相当の日本円現金でOKとのこと。
— Hijiri (@7m4gmh) 2015, 4月 1
Twitterの情報によりますと、発行には事前に予約をとってからエストニア大使館に訪問することになり、手数料は80ユーロ相当に日本円とのことです。
私も過去にエストニア大使館へ問い合わせたことがありますが、日本語より英語またはエストニア語で問い合わせたほうが返事は早く来ます。そのため日本語よりも英語を使って問い合わせをしてみましょう。
もしエストニアで、これからビジネスをしたいという人や関わりを持ちたいという人は申し込んでおきましょう。また「エストニアのメールアドレスが欲しい!」という簡単な理由でe-residencyを申し込んでも全く問題なしです。カードの有効期限は3年となり更新をすれば、それ以上も利用できます。
本当にエストニアは面白です。移住先に選んで正解です。