もう2015年の1月が終わろうとしています。
エストニアのロングステイビザを貰えてホッとしているのですが、このビザは僅か6ヶ月しか滞在ができません。7月中旬までです。
エストニアのロングステイ・ビザをゲット!これで7月中旬まで滞在できるようになりました。
この期間までに最大の壁である滞在許可が貰えなければエストニアを撤退しなければなりません。エストニアのロングステイビザは延長ができないという制約があります。
滞在許可の申請はエストニアの警察で行うのですが、以下の条件を満たしている必要があります。
①資本金が有限会社の場合65,000ユーロ(約850万円)以上、個人事業主の場合は16,000ユーロ(約210万円)以上 |
②会社としての活動を4ヶ月以上していること |
③ビジネスプランの提出 |
他にも保険の契約、履歴書、残高証明書が必要ですが、最も難関なのが上記の3つです。
資本金が有限会社の場合65,000ユーロ以上、個人事業主の場合は16,000ユーロ以上
私の場合、有限会社として会社を運営しているため資本金65,000ユーロ以上を用意しないといけないのですが、おそらくこれは不要だと思っています。というのも過去にエストニアに移住した日本人や韓国人(嫁が韓国人のため、韓国人からも聞き込みをしています)が全員、有限会社で会社を運用しており、資本金2,500ユーロ(最低資本金)でも滞在許可を貰えています。エストニアのロングステイビザ取得条件として「30,000€を保障する保険に加入しなければならない」と条件はウェブに書いてあるものの、実際はそれ以下でもOKでした。
そのため建前上は65,000ユーロが必要とウェブには書いていますが、そこはチェックされないだろうと予想しています。一応念のため、そこを指摘された場合、65,000ユーロに増資をする予定で目処も立っています。ただそうなると自分の財産がほとんど会社運用資金になってしまうので、できれば避けたいところです。
また仮に65,000ユーロが本当に必須だった場合、外国人がエストニアへ移住するハードルはかなり上がってしまいます。できれば移住するハードルを上げたくないという意味では65,000ユーロの資本金がなくても大丈夫なことを祈っています。
先日、エストニアに移住したいととある日本人の方からブログを通じして相談を受けたのですが、「なんでわざわざ個人事業主ではなく、ハードルの高い有限会社で滞在許可を貰おうとしているのか?」と質問を受けたのですが、個人事業主で滞在許可を貰った外国人はまだ出会っておらず、税制を考慮すると有限会社のほうが有利だと、とある方から指摘を受けたため有限会社を選びました。できればこれから個人事業主のほうについても調べていきたいです。資本金はウェブ上でも16,000ユーロ以上と有限会社に比べて条件が軽いので。
会社としての活動を4ヶ月以上していること
エストニア警察のウェブページには「会社としての活動を4ヶ月上していること」と記載しているのですが、それ以上に具体的なことは書いていません。これはおそらく税金を4ヶ月以上払いなさいという意味です。そのため会計士を探さないといけません。
日本のニュースサイトに「エストニアには会計士がいない」なんて記事が載って、結構シェアされていますが、これは完全に嘘っぱちです。普通に会計士は存在します。この記事のように全部自動で計算してくれれば良いんですけどね。
そのため税理士を今まさに探しているところで、相場は毎月20~100€が基本となります。安価なところはエストニア語、ロシア語が必須だったり、やはり安かろう悪かろうになります。そのため私は月50€のところにお願いしようとしています。ここの会計事務所はメールで質問すれば、すぐに返事も貰え動きが早いです。これから滞在許可を貰う上で、色々と質問が出てくるのでここにお願いしようと思っています。
日本では会社を運営したことがなく、恥ずかしながら会社運営がここまで大変だとは思ってもいなかったです…。
ビジネスプランの提出
ビジネスプランの提出も会計士の力を借りつつ行う予定ですが、まずは自分で作成してみます。英語で作成してもOKです。
まとめ
ロングステイビザを貰って安堵していましたが、意外にも時間がありません。なんせ情報がなさすぎて、「滞在許可の申請は、申請してみないとどこがダメなのかわからない」というところがあります。事前に警察に聞いても「ウェブページに書いてある通り」と回答をするだけで何がOKで何がダメなのかは書類を提出しないと分からないというところがあります。これは他に国でも同じだと思います。
もし皆さんアドバイスなどあれば是非、下さい。
とりあえずは会計士と契約をして、税金を納めることが私の直近のミッションです。久しぶりのエストニア情報でした!