こんにちは!おのだ@kankeri02 です。
エストニアから日本のお得情報を発信する謎のブログになりつつありますが、久しぶりに私の近況を話したいと思います。結果からまずお伝えするとエストニアの滞在許可取得にはかなり苦戦しています。
今、取得しているビザが7月中旬で切れてしまうので、それまでにビザを取得できなければ強制撤退となります…。今の感覚では8月には60%くらいの確率でエストニアにいないような気がします。ただまだ諦めていませんよ…!
2500€の資本金で会社設立ができるけど滞在許可取得は更なる条件がある
エストニアは警察に行けば観光客でも発行してもらえるイーレジデンスカードを発行してもらえます。このカードがあれば、誰でもインターネットで会社を設立できます。
資本金は2500€(約33万円)以上となります。
数年前であれば、なんと2,500€で会社を設立すれば滞在許可が降りたのですが、シェンゲン協定加盟国になり徐々に基準が厳しくなっており、2015年現在では新たな条件が加わっています。
①資本金を65,000€(845万円)以上にする
②毎月1,200€(16万円)を自分自身の口座へ給与として振込む
①または②どちらかでOKです。
色々な人へ聞き込み調査したところ、2015年現在でも2,500€の資本金で滞在許可が降りるとの情報もあったのですが、残念ながら65,000€の資本金は必須だそうです。私自身が警察署(エストニアはビザに関しては警察が窓口となっています)で回答を貰っているので情報なので間違いないです。
「じゃぁ②の方法で滞在許可を貰ったら良いのでは?」と思う方も多いと思いますが、この方法は税金が掛かりすぎます。仮に毎月1,200€を自分自身に給与として支払った場合、半分は税金(社会保障税、年金、失業手当など)で持って行かれます。ということは毎月8万円近く税金が掛かります。給与は自分自身の資産から出しているにも関わらず、これだけ税金が掛かるとエストニアでスモールビジネスをするにはかなりハードルが高いです。
最後の希みは個人事業主として滞在許可を貰う
そして今、個人事業主として滞在許可を取得しようと考えています。
個人事業主であれば資本金16,000€(208万円)で滞在許可がおります。有限会社と比べ1/4の資金でOKで、この金額であれば日本人にとってハードルは高くないと思っています。
また毎月の税金(社会保障税、失業手当など)は120€(1.6万円)程度です。さらに毎年、利益の20%を所得税として払わなければなりませんが、事業が赤字であれば毎月120€でエストニアで滞在できるという訳です。
以上のような理由から、今月頭にさっそくイーレジデンスカードを使って個人事業主としても登録を行いました。これで私は滞在許可の申請を再度行う予定です。活動実績が4ヶ月以上ないと滞在許可の申請ができないので、7月にビザが切れるまで本当にギリギリの状態です(笑)
これでダメなら次の移住先を探します。
エストニアには、なぜか日本人の移民受け入れ制限はなし
もしあなたが日本、アメリカ以外の国籍であれば、滞在許可の条件を満たしていたとしても移民制限人数の枠に入らないと滞在許可がおりません。エストニアは移民受入は厳しく、2014年は約1,000人分しか枠がありませんでした。
実際にエストニアにはロシア人を除く外国人はほとんどいません。ただなぜか日本人とアメリカ人は枠に関係なく受け入れており、今であれば10,000人の日本人が移住しようとしても受け入れてくれます。本当に謎ですが、日本人にとってはありがたい対応です。
エストニアは税金は高いけど教育環境は抜群に良い
エストニアの税金は先ほどお伝えしたとおり、かなり高いのですが、もし子供をこの国で授かれば、かなりの恩恵が受けれます。出産や教育はほとんど無料または格安な料金で受けることができますし、出産後は母親がエストニアの最低賃金(390€)を国から18ヶ月間貰うことができます。
この条件であれば子供を産まなきゃ税金の払い損となるので、自然と出産率も上がります。日本も見習ったほうがいいかもしれないですね。
もし滞在許可が降りるのであれば
もしエストニアの滞在許可が降りるのであれば、もちろんエストニアを拠点に活動を行います。
事業としては、Webを通じて日本人向けに観光情報やビジネス情報を発信する予定です。また収入については移住支援やガイドなどで得ようと計画中です。エストニアは幸いにもガイドにライセンスは必要ありません。
エストニアに在住する日本人は約100人程度で、ビジネスをしている日本人は約10人ぐらいだと思います。しかし物価、治安、言語、街並み、教育環境もろもろを考慮すれば、もっと移住する日本人が増えれば良いはずです。
エストニア滞在がダメであれば
ビザの関係でシェンゲン協定加盟国の西ヨーロッパは行けないため、しばらくはハンガリー、ルーマニア、セルビアなどの東欧をノマドしながら旅行しようかと思っています。昨年、結婚してまだ新婚旅行に行ってないため、これが新婚旅行になりそうです。
東欧はバルト三国同様にネット環境は抜群に良いです。更に物価も安いので本当にノマドには最適な場所だと思います。なぜ今まで東欧でノマドをする日本人が現れていないのか不思議です。私がやっちゃいましょう!
また私と嫁はまだ20代のためワーキングホリデービザという若さを活かしたビザで1年ほど海外に滞在する技もあります。ワーキングホリデービザだと必然的に日本人が多い国または物価の高い国のためできれば避けたいのですが、若さだけで1年ビザが貰えるありがたいです。今となっては身にしみて分かります。
まとめ
「エストニアに移住したい!」という相談をありがたいことに既に何人かの方に連絡いただいております。一部の方には「2,500€の資本金で滞在許可が降りそうだ」と答えてしまったのですが、その方法は申し訳ないですがダメでした。
そのため、ここに書いたとおり個人事業主として再度チャレンジしてみます。結果についてはまた別途、報告をしたいと思いますので後数ヶ月待って頂ければと思います。
さて私の人生はどうなることやら。でも一度きりの人生なので思いっきり楽しんでやっていきたいと思います。どうぞ応援してください!